楽天モバイルとMVNOのDSDSがうまくいかないお話
またまた楽天モバイルのお話です。
本当に次から次へと不具合が出てきます(笑)
あくまで素人の書いてる記事なので色々とちぐはぐな内容かもしれませんがご容赦ください。
筆者の環境
筆者はiPhoneXs(A2098)をメイン端末としており、楽天モバイル(MNO)をeSIM、IIJmio(docomo回線)をnanoSIMでDSDS運用しています。
DSDSをする理由
【楽天モバイル】通信速度は速いが、通信エリアは狭い
【IIJ】通信速度は遅いが、通信エリアは広い
→相互のデメリットを打ち消す形での運用
IIJでデータ通信不能
ここからが本題。
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信からデータ通信に使う回線を変更できるのでIIJに変更してみます。
するとこのようなエラーが出てきます。
PDP認証というのが何なのか調べても出てこないのでよくわかりませんでしたが、IIJのページにはAPN構成プロファイルを確認してくださいとの記載がありました。
APN設定が関係しているのでしょうか。
iOSのAPN設定
スマートフォンはAPN設定なしではモバイルデータ通信はできません。仮にユーザーがAPN設定していなくても通信ができる場合は既にOS側で勝手にAPN設定をしてくれているということになります。
iOSのAPNには何パターンかあります。
- iOS内部に組み込まれているキャリア設定
- 構成プロファイル
- ユーザーによる設定アプリでの設定
1が絶対的な優先度を持っています。例えばキャリア設定でインターネット共有不可となっている場合2,3での設定の変更は不可です。3をしようとするとインターネット共有の項目ごと削除されているのでユーザーは何もできません。
少し余談ですがこの仕組みを逆手にとって通信キャリアとAppleは「テザリング料金を払えばインターネット共有のキャリア設定の可否を変更してあげる」という悪どい商法を考案したわけです。
iPhoneを取り扱っているキャリアのみiPhoneにキャリア設定をすることができます。
ドコモにはキャリア設定があり "ドコモ 40.0" と表示されていますが、楽天にはキャリア設定がなく "Carrier 40.0" と表示されています。
docomo,au,SoftBankはキャリア設定でAPN設定を変更できないようにされています。一方先述の通り楽天はiPhoneの取り扱いがないのでキャリア設定が存在せずAPN設定が自由に変更できます。
筆者の場合、楽天モバイルには下記のようにAPN設定してます。
ところがIIJはドコモSIMなのでドコモのキャリア設定が適用されてAPN設定が封じられドコモのAPN設定が適用されてしまいます。ですからプロファイルを導入してIIJのAPN設定をするというわけです。
プロファイルを用いたAPN設定
APN構成プロファイルがIIJ回線のみに適用されるなら問題はありません。しかし、プロファイルは回線を指定して適用できません。楽天モバイルのAPN設定をしたことでプロファイルがIIJ回線に適用されていない可能性があります。
最後に
ここまで長々と書きましたが本当の原因がわかりませんし、この問題を解決できません。楽天モバイルでiPhoneは動作保証対象外端末ですから。
Appleにはユーザーが変更できない不必要な内部設定を作るのは本当にやめて欲しいです。
キャリア設定に関する説明がAppleのサポートページに記載されていたそうなのですがそのページは現在は削除されています。